校長先生からのご挨拶
長崎県立長崎南高等学校同窓会の皆様におかれましてはますます御健勝のことと存じます。日頃から本校の教育活動につきまして、温かい御支援をいただいておりますことに心から感謝申し上げます。
私は、令和6年4月に第25代校長として本校に赴任してまいりました山口と申します。もともとは保健体育の教諭だったため、過去ラグビーフットボール部をはじめ高総体5競技優勝、陸上競技男女同時優勝など、輝かしい歴史のある本校で勤務できることは光栄であり、感無量の思いです。また、県内外はもとより、国内や世界で活躍される多くの同窓生の皆様の姿は、我々の誇りであり大変心強く感じております。
さて、本校は、昭和36年の創立以来63年の歴史を刻み続けていますが、校訓「気魄と情熱」のもと、生徒が主体的に取り組む学校行事や部活動は、日頃の学びに加え、生徒の多様な力や可能性を育んでいます。情報社会に続くソサエテイ5.0の社会で求められる、人々の豊かな想像力を働かせ、社会の課題を解決していく価値の創造では、本校の伝統である生徒の主体的な活動で培われた思考力や企画力が大きな力を発揮すると確信をしています。
なお、本校は平成25年から文部科学省指定のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業に取り組んでおりますが、『自己と社会の「未来をデザイン」できる生徒』の育成を目指し、課題研究を中心として自然や社会について探究活動を深めています。これらの取組をとおして判断力や表現力、問題解決能力などの育成が効果的に図られています。
これからも南高の伝統を受け継ぎながら、社会の変化に柔軟に対応し、活躍できる心優しい人材を育成してまいりたいと存じますので、今後とも母校や後輩たちをお見守りいただき、御指導・御鞭撻をいただきますようよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、長崎南高同窓会の今後ますますの御発展と会員の皆様の御健勝を祈念して御挨拶とさせていただきます。
令和6年7月
長崎県立長崎南高等学校長
山口 勇